ふるさと納税とは?
数年前からよく耳にする「ふるさと納税」ですが、実は聞いた事はあるけどよくわからないという人が多く、よく質問されます。今回は、「ふるさと納税」について簡単にまとめてみようと思います。
ふるさと納税とは、今はふるさとから出て働き、居住地に納税しているけど、自分が生まれ育ったふるさとも応援したいという考えを基に作られた制度です。
実際には希望の地方に対して寄付を行い、一定の手続きをすると住民税(一部:所得税)から控除されるという仕組みです。
簡単に言ってしまうと、居住地に支払う住民税の一部のみ自分の好きな自治体へ納める事ができるという事です。
また寄付のお礼として、寄付先の自治体の特産品などが返礼品としてもらえるという側面もあります。
この仕組みにより、人口が多いため税収が多い都市部と、人口が少ないため税収が少ない地方の格差を少しでも縮めようという意図もあります。
ふるさと納税の返礼品
ふるさと納税先を決める場合、返礼品を参考に決める事が多いようです。
少し前までは返礼品の豪華さが競われてテレビなどでもふるさと納税の賛否を討論する場面をよく目にしましたが、現在は、総務省の規制があり、以下のようになっています。
- 返礼品は地場産品とする
- 返礼品の価格は寄付額の3割以下とする
返礼品の種類は、多種多様にわたり、見ているだけでも楽しくなります。
以下一例
- お米
- 肉・魚
- 果物、野菜
- お菓子
- お酒
- 花
- 日用品
- 宿泊券、お食事券、優待券
- 工芸品
ちなみに私が昨年、55,000円を納税していただいた返礼品の内訳はこちらになります。
- お米45キロ
- 豚肉4キロ
- 明太子1.5キロ
- みかん5キロ
ふるさと納税のやりかた
以下のようなふるさと納税サイトから返礼品を選んで申し込むのが一般的です。
支払い方法は郵便振替やクレジットカード払いなどがあります。
ふるさと納税サイト
申告のやり方
ワンストップ特例制度
ふるさと納税サイトで申し込む際にワンストップ制度を利用を選択すると、必要書類が寄付先の自治体から送付されるので、申請書および本人証明書類を提出します。
寄付の度に送付する必要があり、私は面倒なので確定申告で行っています。
確定申告
年に一度、3月に税務署に寄附金受領証明書を確定申告書類と一緒に提出する。
還付方法
寄付した金額から2,000円を差し引いた額が還付されます。
※控除が受けられる金額には所得により上限額が決まっていますので、上限額を上回った寄付額は還付されませんのでご注意ください
還付方法は申告の方法により2パターンあります。
ワンストップ特例制度
還付額の全額を住民税から控除される。
確定申告
還付額の一部は所得税から控除され、残りは住民税から控除されます。
寄付控除上限額
ふるさと納税で控除を受けるには2,000円は必ず自己負担しなければいけません。
控除額は年収や扶養人数によって変わりますが、以下のサイトでシュミレーションする事が可能です。
シュミレーションは正確な金額ではないので、正確な金額を知りたい方はお住まいの市区町村にお尋ねください。
年収と家族構成で大まかに計算します
源泉徴収票を基に計算します
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